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施設の片隅でコツコツと

10月2日

口筆とは健康状態字から絵へコツコツと描き始めて苦労楽しさ

交流ホームへ行くと私専用につくったスケッチ台が常に置いてあります。他にラジオなど余分なものが置いてあり、気分の良い日には音楽などを聞きながら描くことがあります。

このスケッチ台ですが、人の手をなるべくかけないようにちょっと工夫がしてあり自分の身体に合わせて作ってあります。スケッチブック・パレット・水・筆立ての位置が、私の顔の可動範囲内にセットされています。いつでも絵が描けるようになっているのです。

それでもスケッチ台の角度・筆の太さ・パレット・水の位置・スケッチブックも様々なものを使っているので、位置や角度がバラバラだと作業に取りかかろうとするとき人の介助が必要なためスムーズにいかなくなります。

特に新しい絵を描くとき、スケッチブックの大きさが変わるとき、ペン画のときなど、神経を使ってセッティグをしておかないと、スケッチ台に向かった状態で絵を描きたく無くなることがしばしばあります。

筆は、くわえる部分にテープつきスポンジを巻きその上からビニールをまいてビニールテープで固定しています。また、筆質や太さ角度によって絵が変わってくるので柄の部分を長くしているのもあります。

その筆ですが、最初のころは歯を痛めたりくわえているだけでよだれでびっしょりになり、その部分が不潔になっていました。また筆をくわえているせいか口内炎にもなりやすい気がしました。いろんな工夫をしてみて面倒ですがこの方法がいちばん良いと感じます。

首の可動範囲が狭いため、筆の柄を長くすることと電動車椅子の微妙な動きにより大きなスケッチブックでも色をつけることができます。地道な作業です。

また、絵やスケッチブックの大きさにより上の方(空に当たる部分)を逆さまにして描くこともあります。健康な人なら簡単にデッサンをし色をつけてしまいますが、私はこういう状況のなかで描いているので一枚仕上げるのに時間がかかります。

口筆とは健康状態字から絵へコツコツと描き始めて苦労楽しさ

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